30歳の資産形成 支出編 ~可能な限り固定費を削ぎ落そう~



 こんにちは。しきぽんです。

 前回の記事では無駄な支出の多さに気付くことが出来ました。

 今回は、そこで見つけた過剰な出費を削っていきます。

 倹約と節約を行い、投資に回せる種銭を捻出していきましょう。

しきぽん家 1か月の支出

 以下に、私がひと月に支払っている固定費を掲載します。

 ちなみに、月当たりの平均手取りは30万円です。

 残業による割増がほとんどなので、かなり不安定な収入ですね。
 ※通常時の手取りは22万円ほどです……

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  • 奨学金:42838円
  • 保険料:5500円(自動車保険)
  • 水道費:1500円(ひと月換算)
  • 光熱費:7000円(年平均)
  • 交際費:15000円
  • 携帯代:4300円
  • その他:5000円+臨時支出

 固定費/月=81138円 + 臨時支出

 奨学金の存在感がすごいですね。

 しかし、年利率は0.18%程度なので、今のところ繰り上げ返済を行うつもりはありません。

 自動車ローンは完済済みです。

 ちなみに、これを見た瞬間「おや?」と思われた方がいるかも知れませんね。

 そうです。食費と住居費がないのです。

 

 住居費は一部を会社負担にしてもらっており、私の負担金は30000円ほどになります。

 このお金は給料から天引きされているので、収支表にはカウントしていません。

 

 また、食費については共働きであるお嫁様に出してもらっています。

 お嫁様の給料は手取りで14万円。そのうちの支出額を下記に示します。

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  • 奨学金:8420円
  • 保険料:25400円(生命保険+自動車保険)
  • ローン:23000円(自動車ローン)
  • 食 費:30000円
  • 携帯代:1800円
  • 交際費:10000円
  • その他:3000円

固定費/月=101620円

 こちらは保険料の存在感がすごいですね。

  

 これは2021年8月現在での支出になるのですが、先月までの私の収支は見るも無残なものでした。

 ボーナスによる貯蓄の割り増しがなければ、とっくに有り金が尽きていたと思われます。

 お嫁様の支出は携帯料金や食費の見直しをしたくらいなので、そう大きくは変わりません。

 生命保険については解約するのが最良でしたが、家族会議の結果、私の意見は却下されました(泣)

  

 話をもとに戻しましょう。

 先月までの私の支出は、おおむね下記のとおりです。

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  • 奨学金:42838円
  • 保険料:54800円(生命保険 + 自動車保険)
  • ローン:17500円(自動車ローン)
  • 水道費:1500円(ひと月換算)
  • 光熱費:7000円(年平均)
  • 交際費:30000円
  • 携帯代:17500円
  • NHK代:2000円(ひと月換算)
  • その他:80000円+臨時支出(ゲーム課金込み)

総支出額/月:253138円+臨時支出

 

 ……今これを見返すと、恐怖で震えてしまいます。

 これは特定月の支出を抽出したものではありません。

 平均的に、毎月この程度の出費があったことを示しています。

 これに加えて、ゲームやホビーを衝動買いするのだから、貯金なんてできるはずがありませんよね。

 

 さすがにこのままではまずいだろう。

 無計画ながらも、それだけは本能的に理解しました。

 本格的に危機感を覚え始めたのは、とある事件を経てからです。

 アプリ内課金で10万円請求。これにはさすがに鳥肌が立ちましたね。

 詳しくは前回の記事をご覧ください。

 さて、それでは実際に、どうやって対応をしていったのかを見ていきましょう。

 

支出の削減 ~具体的な対応~

 ひとつずつ見ていきましょう。

 私が投資を始めるにあたって、まず意識したのは出費を抑えることです。

 しかし何でもかんでも節約して、極貧生活を送ろうというわけではありません。

 心がけていたのは、次の3つです。

いっときの快楽のためにお金は使わない

 本当に自分の生活を豊かにしてくれるものにのみ、お金を使いましょう。

 これは生活の中で、身に染みてわかったことです。

 

 そもそも、いっときの快楽とは何か。

 言葉通り、一時的に得られる幸福感や満足感ですね。

 人は素敵な商品(モノやサービス)を見ると、物欲センサーが刺激されます。
 強烈な刺激ですので、抗うのはそう容易くありません。

 

 そしてそんな時に起こりがちなのが、

 商品そのものの価値を見ず、
「最新」・「多機能」・「かっこいい、かわいい」・「面白そう」
 といった感情のみで購買することです。

 

 確かに、衝動的に購入した直後は、一時的に高い満足感を得られるでしょう。

 しかし、あとで思い返した時、

「そこまで必要なかったな」と感じることは珍しくありません。

 

 私にとってのいっときの快楽は、ソーシャルネットワークゲームのガチャでした。

 気付けば10000円の課金ボタンをポチっているのです。

 しかも一度課金してしまえば、二回目、三回目の課金に対して抵抗感がなくなります。

 そうして気付いたときにはもう遅い。

 あっという間に5~6万円を課金してしまい、翌月頭を抱えることに……。

 あまりにも資産管理ができていない私は、ある日強硬手段に出ました。

 お嫁様にパスワードを付けてもらい、アプリの課金をできなくしてもらったのです。

 その結果、面白いことがわかりました。

 正味なところ、アプリ内課金を絶ったところで、日常生活における私の満足度は変わらなかったのです。

 むしろ、課金後のストレスから解放されて、ずいぶん生活が楽しくなりました。

 やはり一種の中毒状態だったのでしょう。

 やめたいものをやめる時には、誰かの協力を仰ぐことが大切かもしれませんね。

支出を削るなら、まずは大きい金額に手を入れる

 削れる固定費はどんどん削っていきましょう。

 特に、ある程度のまとまった出費に手を入れると、変化が視覚的に認識できます。

 目に見えて数字が減っていくのは楽しいですし、倹約しているという手ごたえが感じられます。

 私の場合、バカ高い生命保険や、割高な携帯料金などが気になりました。

 不要なもの、自分の満足度に影響を与えないものは積極的に排除していきます。

 上述したアプリ内課金は、もはや問答の余地さえありませんね(笑)

※なぜ民間の生命保険(とりわけ貯蓄型の終身保険)を不要に思ったのかは、別の記事で紹介します。

 

 ほかに気になったのはNHKの受診料でしょうか。

 今の時代、テレビなんて滅多に見ませんので、私には無用の長物です。

 というわけで、さっそくテレビをリサイクルショップへ売りに行きました。

 売値は1000円。これはひどい。

 NHKにテレビの廃棄伝票を送付したところ、驚くほどすんなり解約できました。

 なかなか解約させてくれないと聞いていたので、拍子抜けしたほどです。

 

 携帯電話もお嫁様といっしょに格安SIMへ変更しました。

 諸事情あって、私の携帯料金は1000円ちょっと割り増しになっています。

 格安SIMになったからといって、別に通話やインターネットで困ることはありません。

 必要最小限のプランだけで充分満足できます。

 

 金額の大きなものに手を加えると、月当たりの支出額は大きく変化します。

 しかし生活の質には、ほとんど影響を与えません

 自分の満足度が下がらないことがわかれば、人は倹約に積極的になります。

 

 余談ですが、私はほとんど外食をしないので、月の食費が30000円程度に抑えられています。

 お嫁様がうまくやりくりしてくれているので、そこは本当に感謝しています。

自己投資には積極的にお金を使う

 最後の1つは自己投資についてです。

 私は自分へ投資するお金について、特に制限を設けるつもりはありません

 書籍代や学会参加、移動費などなど。

 理由は色々ありますが、主には下記の3つです。

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  • 本業で成果を出すため
  • 投資で資産を築くため
  • 副業や起業に挑戦するため

 上記のうち、副業は始めてみました。

 ライティングの仕事です。

 もともと小説を書くことが好きだったので、物語を生み出すライティング業務は楽しみながら行えます。

 収入はまだまだ雀の涙ですが、色々なことに挑戦して、少しでも稼げる副業を見つけていきたいと思っています。

 

 ともあれ、自己投資をすれば、お金を手に入れる機会は増えていきます。

 会社での昇給、投資の活用、副業の成功などなど……

 そうしたチャンスをものにするためにも、自分に対するお金だけはケチってはいけません。

 今はまだ成果らしい成果を残せていませんが、いずれは本業と副業の収入を投資に回せるようにしていきたいですね。

おわりに

 いかかでしたか?

 今回は支出削減の一例を提示しました。

 大きなものに手を加え、自分の生活に必須でないものを切り捨てた後は、光熱費などの小さな部分に着目していきましょう。

 こうして浮いたお金は投資の種銭になります。

 複利は人類最大の発明だと、かのアインシュタインも言っていました。

 将来的には、この種銭が何百万、何千万円にもなり得ます。

 次の記事では、そのあたりについて触れていきましょう。

 今回もありがとうございました。



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