こんにちは。しきぽんです。
30歳の資産形成について、まずはその前提部分のお話をしていきたいと思います。
現況の確認
資産形成を行っていく上で大切なのは、今の自分の状況を把握することです。
貯蓄は収入と支出のバランスによって変動します。
いくら毎月の給与が高かったとしても、入ってきたお金をすべて使ってしまえば貯金はできません。
仮に、あなたの年収が1000万円あったとします。
なかなか羨ましい年収ですね。
ですが、下記のような行動をとっていれば当然のようにお金は減っていきます。
- 広くて快適な豪邸を立てる。もしくは目玉が飛び出るような高家賃タワーマンションに住む。
- 高級車やブランドものを買いあさる。
- 毎日友人や恋人などとホームパーティを開く。
少し極端な話をしてしまいました(笑)
しかし、こうした生活を送っていれば、いくら収入が1000万円あったとしてもお金はたまりませんよね?
収入に合わせて支出が増えていく現象を「ライフスタイル・インフレーション」といいます。
これに陥ってしまうと、年収が1億あっても1兆あっても貧乏な状況が続きます。
つまり、支出を見直すことが蓄財を行う上でもっとも大切なことなのです。
収入に対して、今の自分の出費はどうなっているのか。
無駄な買い物をしていないか。満足度の低いことにお金をかけていないか。
そうしたことを考えてみると、自分にとっての不要な出費がたくさん見つかります。
気になった方は、今すぐクレジットカードの明細を確認してみましょう。
話を私に戻します。
私はもともと、かなりの浪費癖がある人間でした。
- 大して欲しいわけでもない商品・サービスを衝動的に買う。
- ゲームアプリに毎月6万円くらい課金して、翌月のクレカ支払い額に驚愕する。
- よく知りもしない仮想通貨に何十万円も投機する……などなど。
せっかく入った給料を、ほぼ満額使い切っていたのです。
よく考えもせず無駄な出費を積み重ねた結果、私の財産がどうなったか。
簡単に想像できますよね。
そう。私に突き付けられたのは、30歳にして預金残高20万円という悲劇的な数字でした。
今回は、戒めの意味も込めて、私が過去に犯した浪費について記事にしていきます。
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
しきぽんが過去に犯した浪費3選
その1 アプリ課金に月10万円
私はゲームが大好きです。
最近のゲームは有料・無料を問わず質の高いものが多いため、ついつい色んなタイトルに手を出しがちでした。
Nintendo switchやプレイステーションは両方持っていますし、スマホの中には数多くのソシャゲがインストールされています。
そんな中、4月の支出を家計簿アプリで見たときでした。
家の中に私の悲鳴が轟きます。
クレジットカードの請求金額が、apple名義のものだけで10万円。
目を疑いましたね。
お嫁様も大激怒。
緊急家族会議が開かれました。
当然のごとく、何にこんな金額を突っ込んだのかと追及されます。
私は冷や汗を流しながら、小声でゲーム内課金とだけ答えました。
するとお嫁様の怒りは、薪をくべられた炎のように、さらに激しく燃え上がります。
当然ですね。
それで反省すればよかったのですが、私の課金は止まりませんでした。
その後も、平均して毎月5~6万円程度の金額がソシャゲのガチャに消えていったのです。
我慢することがなかったので、一種の中毒状態だったのかも知れませんね。
最近だと、ウマ娘に絞り取られましたよ……サポートカードのSSR、全然出ないんだもん。
ちなみに、この記事を書いている8月時点では、課金を物理的に封印しています。

その2 仮想通貨バブルに特攻
楽して儲けるというマインドは、ビジネスにおいて非常に重要です。
しかし、それはあくまでもビジネスモデルに限った話。
少ない労力でお金を稼ぐシステムを作るためには、勉強することがたくさんあります。
そこへ至るまでに、何の努力もしないわけにはいきません。
私は悪い意味で、楽してお金を儲けたいと思う人間でした。
努力せず、一度に大金を手に入れたいというダメ人間でした。
そんな私が仮想通貨に触れたのは、2017年のことです。
当時は仮想通貨の勢いが凄まじく、ビットコインに投資するだけで、翌日にはお金が増えているような状況でした。
私はたいして仮想通貨を勉強することもなく、ビットコインに60万円をぶち込みます。
今思えば狂気の沙汰ですね。
果たして、2018年にバブルは崩壊。投入した資産の価値は、半減どころか4分の1まで落ちました。
ここで勘違いして欲しくないことがあります。
この話の教訓として、一番悪いのは仮想通貨ではなく、何の事前準備もなしに未知の領域へ足を踏み入れた私です。
ビットコインの価格は現在500万円前後を推移しています。
2017年当時の数十万円にくらべると、数倍の金額まで価値を上げていますね。
なので、しっかりリサーチをした上で、リスクも考慮しながら投資する分には良いかも知れません。
ただし、一般的な投資の概念とは異なる部分も多いため、触れる場合には相応の覚悟が必要です。
金融リテラシーゼロの状態で挑むには、いかんせん相手のレベルが高過ぎます。
まともな装備もなしに、単身で魔王に挑むようなものです。
インフルエンサーのカモにされる可能性も高いですしね。
仮想通貨については、現在自分なりに勉強していることもあるので、関連記事を読んでいただければ幸いです。

その3 パチンコ
言わずと知れた日本固有のギャンブルですね。
生涯のトータル収支はプラスに終わったものの、時間対効果が悪すぎるということで浪費の項目に加えました。
1日のほとんどをゲーム筐体の前で過ごし、確率論の世界で生きていくのは、本当にきついです。
8時間頑張って、得られた利益が数十円という日も珍しくありません。
むしろ、プラスで終わったならいい方です。
頭を抱えるようなマイナスをたたき出した日は、後悔と情けなさでまともに眠ることができませんから。
理論上、期待値と呼ばれるものを追いかければ、パチンコで収益を得ることは可能です。
パチンコの大当たり確率は60~319.9分の1(ゲーム数)。
ゲームはパチンコ玉が筐体の特定ポケットに入ることで開始されるのですが、お店によって入りやすさは違います。
比較的玉が入りやすいお店なら、少ない金額でたくさんのゲーム数をこなすことができます。
なんとなくイメージができましたでしょうか?
つまり、少ない金額でたくさんのゲーム数をこなせば、それだけ高い費用対効果が得られるわけです。
これが期待値と呼ばれるものですね。
理論上、これを数千回、数万回と繰り返していけば、最終的には利益を出せます。
当然、確率なので生涯ずっとマイナスなんてことも起こり得ますが……
そう考えた時、パチンコにかける時間がいかに無駄であるかがわかると思います。
普通にアルバイトをした方が時間当たりの単価が高いのですから……
とはいえ、大当たり時の演出に中毒性があることは認めます。
私も狂ったようにアナザーゴッド・ハーデスを遊んでましたから。(スロットです)

最後に
いかがでしょう。
いくつか当てはまる項目がありましたか?
ここでは私が思う浪費について書いてきましたが、何に幸せを感じるかは人それぞれです。
自分の満足度を上げてくれるものなら、それを浪費とは言いません。
心の栄養です。
しかし、過去を振り返って見た時に、
「あの出費はいらなかったなぁ」と思うことがあるのなら、
ご自身を見つめ直すきっかけにしていただければ幸いです。
少し長くなりましたが、今回はこれにて終了です。
次回以降は、これらを受けて私がどんな行動をとったのかを記事にしていきます。
それでは、またお会いしましょう。
……そういえば、交通違反の罰金もかなり無駄な出費だったなあ。
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