【今は上場すべきでない?】BNKの将来性について考察



前置き


 近頃、バンクエラ「BNK」の価格が頻繁に跳ね上がっていますね。

 大変喜ばしいことですが、それも長続きはしません。

 なぜなら、1日あたりの取引高が圧倒的に少ないからです。

 バンクエラの1日あたりの取引高は、ここ数週間だけ見ても10~30万円程度に過ぎません。

 これだけ少ないと、個人が数万円のBNKを購入しただけで価格が大きく変わってきます。

 では、なぜ取引高が上がらないのでしょうか。

 

 主な出資元である日本人に利用制限がかけられているから?

 あるいは、BNKが主要な取引所に上場していないから?

 どちらも正解と言えるでしょう。

 ただし、根本にある問題はもっと根深いものです。

 つまるところ、バンクエラプロジェクトの実態が把握できないことにあります。

 どんな投資家だって、具体的な業績報告のない企業に出資したいとは思いませんよね。

 とりわけファンダメンタルズや市場の雰囲気が重視される暗号資産界隈において、それは致命的な問題と言えるでしょう。

 

 バンクエラはEU各国、とりわけバルト三国周辺でのフィンテックイベントへ積極的に参加しています。

 そのほかにも、最近ではeコマース分野にも食指を伸ばし、プロジェクトの多様性をアピールしてきました。

 ですが、その場所で具体的にどんな話がされたのかは発信されていません。

 そうした部分が取引高が増えない最大の要因なのではないかと思います。

 ではここで、バンクエラの取り組みが、将来どういった成果につながるのかを考えていきましょう。

 

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考察

 2021年は過去随一と言ってよいほど、私たちの前に多くの変化が訪れました。

 DiFi、SHIB、NFT、メタバースなどがその代表例です。

 イーロン・マスク氏の存在感も凄まじいものであり、暗号資産界隈はもちろん、株式市場でも大きな話題になりました。

 そんな中でも、私が特に気になったのはFacebookの社名変更です。

 同社は今後の社名を「Meta」とし、メタバース領域への積極参入を表明しました。

 NFT分野の注目度も、昨年までとは比較にならないほど増してきています。

 ブロックチェーンがインフラとして整備された未来について、私は強く意識させられました。

 これからの世界は、産業革命やIT革命に次ぐ新たな技術革命により、大きく変わっていきます。

 ブロックチェーンがインフラとして用られるのなら、当然、暗号資産による決済体制も整備されてしかるべきです。

 この2つを切り離して考えることは現実的ではありません。

 もちろん、暗号資産に触れてこなかった人が多い中で、たくさんの課題が残ることは理解できます。

 ブロックチェーンが導入されても、最初のうちは法定通貨での支払いがメインになるでしょう。

 しかし、XRPなどが持つ送金の利便性や、SymbolやNEMが目指す経済圏・エコシステムについて知るにつれ、法定通貨の不便さに気付いていくはずです。

 そうなれば必然、暗号資産に特化したデジタル銀行の存在が不可欠になるでしょう。

 その役割を担うのは誰になると思いますか?

 既存の銀行? それとも大手の証券会社? 各暗号資産取引所?

 否。

 いずれも、金融機関としての実績は申し分ありません。

 しかし、非中央集権的なブロックチェーン世界において、その代表たる銀行にはなりえないのです

 既得権益を貪る輩にとっては、あまりにも不都合極まりない世界だからです。

 そんな中で、確実に存在感を示す企業があります。

 それがバンクエラなのです。

 とはいえ力あるエンジニアや、実績のある経営者を抱えていても、バンクエラは企業パワーで劣るスタートアップに過ぎません。

 様々な柵のある金融業界で存在感を維持していくには、実績・信用の両面において解決すべき問題が山とあります。

 そうした問題を払拭するには、たとえ時間がかかっても、着実に信頼という地盤を固めていくしかないのです。

 バンクエラは、すでに銀行業のライセンスを持ったバヌアツ共和国の金融機関を買収しています。

 内実はともあれ、外堀は埋まってきていると考えていいでしょう。

 そのための下積みとして、様々な地域で開催されるサミットやイベントに参加していると思われます。

 こうした地道な活動を経てバンクエラが認知された時、晴れてBNKが各取引所へ上場するのではないでしょうか。

 もし今の時点でどこかに上場したとしても、いっときの上げ相場が来て終わるだけです。

 出来高が少ないうちは、価格の上下に一喜一憂することなく、淡々と買い場探しに注力しましょう。

終わりに

 2021年の4月にはBNKが10倍以上まで跳ね上がりました。

 取引できる場所と、取引できる人間が圧倒的に少ないため、出来高の増加は一朝一夕では実現しません。

 しかし、もしその問題が解決できたなら、10倍なんて数字がかすむほどの利益が得られるかもしれませんね。

 私は今後の相場がどうなろうと、愚直にBNKを買い増していきます。

 いつか花開く時まで、クリプトスペルズを遊びながら待つことにします。

 バンクエラで暗号資産だけでなく、NFTも預けられるようになったらと夢見る今日この頃。

 これからもバンクエラを温かい目で応援していきます。

 では、また次の記事でお会いしましょう。

 ば~い!

 

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おまけ:おすすめ書籍

 ブロックチェーンやNFTについて、基礎的な知識はもちろん今後の展望についても把握できる書籍となっています。

 考察の幅も広がると思いますので、興味があれば是非読んでみてください。



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