この記事を最後まで読むと、時間とお金の関係性について認識が変わります。
今の自分の働き方や、本業以外の収入について考えるきっかけにしていただければ幸いです。
はじめに
こんにちは、しきぽんです。
今回は時間とお金の関係性についてお話ししていきます。
私はこれまでに支出を減らし、貯蓄率を上げることに注力してきました。
その結果、月々の貯蓄率は50%を達成し、浪費も目に見えて減っています。
無駄な出費は極力抑え、本当の意味で自分が満足できるものにだけお金を使うようになりました。
最近はkindle paper whiteを購入し、有意義な電子書籍ライフを送っています(笑)
また、インデックス投資という堅実な手法を用いることで、安定的にお金を増やす体制も整えました。
こう聞くと一見順風満帆な資産運用に思えるかも知れません。
事実、トータルの資産額は、以前とは比較にならないほど加速度的に増えています。
ですが、これで十分かと問われたら、私はNOと答えます。
なぜなら、今のままでは自分の年収以上の貯蓄が実現できないからです。
支出をどれだけ切り詰めても、貯蓄率をどれだけ上げても、結局は自分の収入が天井を決めてしまいます。
年収が300万円であれば、いくら頑張っても年間で300万円以上を貯めることはできません。
ならばどうすればいいのでしょうか。
一番わかりやすいのは、今以上の収入を得ることです。
副業などが典型的ですね。
こう言うと、
「そうは言っても副業なんて何から始めていいかわからないよ!」
「色んな本やYouTuberが副業を推奨してるけど、実際やろうと思ったらハードルが高すぎる!」
と思われる方が多いと思います。
私がまさにそうでした。
私はすでに、いくつかの副業に手を出してみました。
その辺りの事情も踏まえて時間とお金について解説をしていきます。
それでは行きましょう。
あなたの年収を時給に直すといくらになる?

副業云々を語る前に、まずは現在における自分の時給を確認しましょう。
計算式はとてもシンプルです。
年収を1年の労働時間で割るだけです。
仮に2000円/時間としましょう。
では、ここであなたに質問です。
あなたの『本当の時給』はいくらですか?
……目を点にしている人の姿が想像できました。
なぜこんなことを尋ねたのかというと、多くの方が自分の本当の時給を勘違いしているからです。
大多数の人は、自分の労働時間に『通勤時間』や『家での作業時間』を組み込んでいません。
出張があったとして、業務時間外はどう過ごされていますか? 翌日の仕事のために資料や案を練っているのではありませんか?
仕事の道具が必要な場合、それを買いに行く時間をどう思われていますか?
ここで尋ねたいのはそういうことです。
ベストセラー『FIRE 最速で経済的自立を実現する方法』でも同じことが語られていました。
皆さんが仕事の準備を整えている時、そこに給料は発生していません。
こうした部分を考慮して時給を再計算するとどうなるか……
ほとんどの場合は下落するでしょう。
もし仕事が生き甲斐でないのなら、業務時間外の仕事への向き合い方は見直す必要があります。
人生は一度しかありません。
限られた時間を無給で過ごすのは大きな損失です。
時間とお金はトレードオフ

我々は自分の時間を切り売りすることで、対価としてお金を得ています。
このブログを見てくださっている方には、会社員が多いと思われます。
資本は自分の身体であり、会社に労働を提供することでお金をもらっています。
労働をするためには、自分の時間を差し出さねばなりません。
時間とお金の関係性は、ほとんどの場合でトレードオフです。
お金を得るためには時間を差し出し、時間を得るためにはお金を諦める。
この両者は、本来ならば両立できません。
私はまず、この概念を理解するところから始めました。
ちなみに、しきぽんは毎月平均70時間を残業に費やしています。
100時間の月もあるので、電通にも引けを取りませんね(笑)
話を元に戻しましょう。
先ほど私は、ほとんどの場合、時間とお金はトレードオフの関係にあると述べました。
これは実際に副業を始める際にも役立つので、ぜひ覚えておいてください。
下にとある会社員の毎日のルーティンを示します。
08:00 起床
08:50 身支度、報道番組の確認、トイレ
09:30 出社
13:00 昼休憩開始
14:00 昼休憩終了
21:00 業務終了(定時は18:30)
21:30 帰宅、夕食
22:00 入浴
22:30 自由時間
25:00 就寝
もし皆さんがこの会社員だったとしましょう。
皆さんは将来に漠然とした不安を感じており、副業を始めたいと考えています。
ですが1日の時間のほとんどは埋まってしまっています。
こんな時、皆さんはどうされますか?
ほとんどの方は、「副業はしたいけれどやり方もわからないし、時間もない。今さら始めるのは無理なんじゃね?」と思われるでしょう。
その気持ちはしきぽんにもよくわかります。
なぜなら、このルーティンは過去の私のものだから……
ともあれ、もし副業を始めたいと思っても、時間がないのでは話になりません。
ですが本当に、まったく時間がないのでしょうか?
例えば、22:30からの自由時間には、本の一冊くらいは読めそうに思えます。
それに、朝8時起床はお寝坊が過ぎるのではないでしょうか。
私はひとまず、これらの時間を改善することを決めました。
朝は毎日6時に起きるようにし、ブログや読書の時間を作ります。
お昼の時間もkindleで読書を行います。
しかし当然、職場関係も良好にしておきたいため、同僚との会話も楽しみます。
残業も業務の効率化によって改善することができました。
職業柄、急患の対応があるため安定はしませんが、それでもずいぶんマシになったと思います。
夜の自由時間はクラウドソーシングでライティングの仕事を探し、余裕があればブログ記事を執筆します。
こうすることで、1日に4時間は捻出できました。
ですが、ここで問題が……
1日のスケジュールが過密になりすぎて、大好きなゲームやアニメ、漫画を楽しむ時間が減ってしまったのです。
これではいけない。
いかに収入を増やすためとは言え、生活の満足度が下がってしまっては本末転倒です。
なので、ゲームなどの趣味には週末にまとまった時間を設けることにしました。
それで一応は落ち着いています。
ちなみに過密スケジュールではありますが、別に苦に思っているわけではありません。
私は私が好きなことだけをして過ごしているからです。
よく「副業は自分の得意なことや好きなことをした方がいい」という話を聞きます。
これは体感したところ、本当です。
自分の余暇を使って勉強や作業をするのは、なかなか骨が折れますし、継続力が求められます。
これを続けていくには、好きなものを扱っていることが必須と言ってもいいでしょう。
それを踏まえた上で、今の私のルーティンは以下のようになっています。
06:00 起床、朝食
06:30 身支度、家事(嫁と交代制)
06:45 ブログ執筆、読書、ライティングのいずれか
08:50 トイレ
09:30 出社
13:00 昼休憩開始
13:30 会話の相手がいなければ読書
14:00 昼休憩終了
20:30 業務終了(定時は18:30)
21:00 帰宅、夕食
21:30 家事(嫁と交代制)、入浴
22:00 ブログ執筆、読書、ライティング
25:00 就寝
※隙間時間があれば、せどりの商品を検索する。
我が家では家事を『交代制』と『担当制』のふたつに分けているので、食事の準備はお嫁様に任せています。
こうすることで、お互いに時間帯をずらして自分の好きなことに集中できるのです。
もし皆さんが副業を始めるのなら、自分がどの程度時間を割けるのかを考えなければなりません。
これは非常に大切なことです。
なぜなら、時間のあるなしで打ち込める副業の種類が変わってくるのですからです。
たとえばブログやプログラミングといったものは、軌道に乗ったり技術を習得するのに相応の時間がかかります。
始めたばかりの頃は即金性もないため、1円にもならないのが普通でしょう。
それに対して、クラウドソーシングのアンケート回答などにスキルは必要ありません。
指を動かす能力以上は求められていないのです。
仕事も数分間質問に答えるだけですし、即金性も高い。
こうした仕事の性質も考慮した上で、どんな副業をするのかを決めなければなりません。
自分の生活スタイルにあった時間の取り方を見つけ、その中で最良の選択をしていくのが、最も再現性が高く現実的な手法になります。
人に与えられた時間は24時間だけです。
その中で有効に時間を使うためには、物事に優先順位をつけなければなりません。
特に隙間時間を見つけるのが難しい場合、やらなくてもいいことを捨てていく必要があります。
タイトルにもある通り、今の私たちに時間とお金の両立は実現できません。
これが可能となるのは、不労所得を得た者だけです。
それができない以上、私たちは愚直に取捨選択を繰り返していくしかないのです。
そして、ある程度資産が貯まってきた時に、ようやく時間とお金を両立できる可能性が生まれます。
私はその段階に至るために副業という選択肢を取りました。
副業、何から始めていいかわからない
ひとくちに副業と言っても、色々なものがあります。
よく聞くのはせどり、ポイ活、ハンドメイドのものをフリマで販売する、などですね。
昨今はYouTubeなどで、具体的な始め方を解説する動画が増えています。
ですがそれだけ下地が整っているにも関わらず、副業をどうすればいいのかわからない、という相談は尽きません。
この悩みについて私が言えることは、『ひとまず目に付いたものを実際にやってみる』ということでしょう。
私たちが副業という新たな生活習慣を取り入れにくいのは、これまでに本業以外でお金を稼いだことがないからです。
学生時代のアルバイトしかり、会社員にとっての会社しかり。
ひとつの仕事に打ち込むことでしか、私たちは給料をもらったことがありません。
私はそうした経験値の少なさが、副業に対する抵抗感を生んでいるのと考えています。
少なくとも、私はそうでした。
なので、まずは本業以外で1円を稼ぐことに注力した方がいいでしょう。
1円を稼ぐ
私は上の項目で、「副業をするなら好きなことを選んだ方がいい」と言いました。
しかしそれは副業を継続的に行うための理由付けに過ぎません。
まずは本業以外で1円を稼ぎましょう。
1円ならば、今からクラウドソーシングに登録するだけで簡単に稼げます。
それこそ、1000人単位で回答者を募っているアンケートなどですね。
これだけで1件当たり数円の利益がでます。
もしここで「たった数円なんかのために、そんな面倒なことはできない」と思っている方は、残念ながら今の状況から抜け出すことはできません。
数円でもお金はお金です。
この数円を稼ぐことが、今後副業をしていくための重要な土台になります。
古来より、0から1を生み出す瞬間がもっとも難しいとされていました。
今の時代はインターネットというツールがあります。
0から1を生み出すことが、昔ほど難しくはなくなっています。
ならば、そのツールを利用しない手はないでしょう。
今すぐココナラ、ランサーズ、クラウドワークスを検索しましょう。
やっていく中で好きを見つけていく
1円を稼ぐことができたら、今度はそれを何回も繰り返していきます。
特別なスキルがなくても行える単純作業から始めて、それを色々なジャンルで実践していきます。
そうしていると、何となく自分の得意な仕事と不得意な仕事が見えてきます。
ここまでくれば後の展開は単純です。
自分がやりやすいと思った仕事、あるいは得意・楽しいと思った仕事をどんどん受注していきましょう。
少しずつ受注する仕事のレベルを上げていけば、時間当たりの単価も上がりますし、自然とスキルも身に着きます。
こうやって稼ぐことが日常的になれば、自分でビジネスを始めるきっかけにもなります。
私の場合、子供のころから小説を書いてきました。かれこれ15年以上は続けていると思います。
そうした経験からクラウドソーシングではライティングの仕事を選択しました。
シナリオ作成が主だったものなので、1件あたりの単価は高くありません。
しかし経験があることと、楽しんで取り組めることが幸いして、クライアントからの反応は毎回上々でした。
今では少しずつ単価が上がってきており、そこそこの収入源になっています。
また、文字を書くことが好きなのでブログもはじめてみました。
記事を書くのは好きですが、書く内容がなかなか決まらないので、毎回頭を悩ませています(笑)
ちなみに、1円の収入にもなっていません……
せどりにも挑戦していますが、取り扱う商品はおおむねTCG(トレーディングカードゲーム)です。仕入れに対して単価が高く、競合の少ないものを販売しています。詳しくは前回の記事をご覧ください。
副業をやっていく中で気付くことは非常に多いです。
強制力がないため、「気に入らない」、「面白くない」と思ったものはやめてしまいましょう。
それについて誰かに怒られることはありません。
色々手を出してみて、これなら続けられそうだというものを育てていくのが最善です。
副業が毎日の習慣となったら、次は時間単価が高いものや不労所得を目指しましょう。
何度も言うように、人が一生のうちに使える時間は有限です。
時間とお金はトレードオフです。しかし資産を構築したり、ストック型の事業を得た場合は話が変わってきます。自分の時間を切り売りしなくても収入を得る段階を、私は常々目指しています。
なお、これは私にとっての目標であり、必ずしも推奨されるものではありません。
ご自分のライフプランニングに合わせたゴールを決め、それに向けて努力することがブレない資産運用をするコツです。
終わりに
今回はこれにて終わりです。
時間とお金について考えるきっかけになりましたでしょうか。
副業が軌道に乗ってきたら、起業して事業化するのもありに思えます。事業として稼げば、いくつかの出費が経費として計上できます。
税制上の優遇も受けられますので、一考する価値は十分にあるでしょう。
このブログでは、30代から始める資産運用について書いていきます。
等身大の資産形成を行うため、特に会社員に向けた内容を記事を作っていきますので、またお時間のある時にでもご覧いただけると幸いです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
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