TCGが大暴騰!? 趣味をお金に変える5つのコツ



 こんにちは。しきぽんです。

 今回はしきぽんが大好きなTCG(トレーディング・カード・ゲーム)について触れていこうと思います。

 もちろん、ただ遊んで楽しいという話ではありません。

 ここ数年、TCGは投資対象として見られているのです。

 普段カードゲームをされない方は驚かれたのではないでしょうか。

 ただの紙切れに数万円の値が付くのです。そして最近は、それが普通になりつつあります。

 この記事では、しきぽんの体験を踏まえて、TCG販売によるお金稼ぎについて触れていきますので、よろしくお願いいたします。

超高額カードの存在。中には時価数億円のカードも!?

 TCGの世界では、目玉が飛び出るほどの高額カードが存在します。

 その金額は億越えであり、たとえ大富豪であっても購入するのを躊躇うものでした。

 では実際に、どんなカードがあるのかを見ていきましょう。

 以下に示すのが、各TCG業界を代表するカードだちです。

 エントリーNO.1 遊戯王

 カオスソルジャー ステンレス製〈1999年開催 DMI世界大会優勝賞品〉

カオスソルジャー
1999年 DMI世界大会優勝賞品

通常モンスター
レベル8/地属性/戦士族/攻3000/守2500
B・W・Dと同等の能力を持つ最強の戦士。

世界に1枚しか存在しないカードで、その
価格は時価にして9億9千8百万円

現在の持ち主は不明。

 

エントリーNO.2 マジック:ザ・ギャザリング

Black Lotus-ブラックロータス- アルファ版 PSA鑑定品

Black Lotus-Alpha版

マジック:ザ・ギャザリングを代表する超高額カード
ブラックロータス アルファ版

1993年に第一弾のブースターパックが発売されてから、すでに
30年近い月日が経過している。

それにも関わらず、PSAの状態鑑定は10。つまり、新品と遜色ないものであることが証明されているのだ。

同カードはマジック:ザ・ギャザリングの中でも屈指のパワーカードであり、一般に「パワーナイン」と呼ばれるもののひとつである。

ちなみにこのカードは、1993年に発売された初版第1刷 Alpha、初版第2刷 Beta、第2版 Unlimitedの3パックにしか収録されていない。

オークションでの最高落札価格は51万ドル超(現在の為替レートで5千6百万円以上)になる。

 

 エントリーNO.3 ポケモンカード

 リザードン 第一弾 拡張パック収録

Charizard 旧裏面 英語版
1stEdition shadow less

1996年に発売されたポケモンカードの拡張パック第一弾に収録。発売から25年が経過した現在でも、圧倒的な人気を誇るポケモンである。

このカードは「シャドウレス」と呼ばれるもので、当時の一般的な装飾であるドロップシャドウが施されていない。

それに加えてPSA鑑定が10。相当な希少性を持っている。

気になるお値段だが……オークションでの落札価格が31万8千ドル(現在の為替レートで約3千5百万円)

実際にしきぽんが投資・転売した商品

 ここでポケモンカード(ポケカ)の話をしましょう。

 ポケカは20年以上もの長い間、多くの人から遊ばれ続けているTCGです。

 最近、このポケカへの注目度が爆発的に高くなっています。

 知名度の高いポケモンやトレーナーのカードが、軒並み異常な高騰を見せているのです。

 

 先日インターネットでカード情報を調べていた時、私は目を疑いました。

 2年前に数千円だったカードが、今では30万円という超高額商品に化けていたのです。

 今までは友人や妻と遊ぶくらいでしたが、ここで私の中にひとつの疑問が生まれます。

 これほどのボラリティがあるのなら、上手くすればお金を稼ぐことが出来るかも知れない、と。

 それが1年ほど前のことですね。

 

 思い立った私は、すぐに手持ちの不要なカードをかき集めました。

 この時手元にあったのは、ほとんどが遊戯王カードでした。

 20代後半から30代前半の男性はよくご存じでしょう。

 世代ですし、なかなか馴染み深いカードゲームですよね。

 ちなみに、これらのカードは総額で15万円になって返ってきました。

 

 私はそのお金を使い、とあるポケカを購入します。

 当時の相場で、およそ10万円程度だったでしょうか。

 それが大会の上位入賞者にのみ配られる限定カード「ミュウツーGX SR プロもカード」でした。

 しかも、ただのカードではないのです。

 アメリカにある専門の専門機関によって鑑定された極美品です。傷の1つもありません。

「考えうる限り最高の状態」のお墨付きをもらったカードになります。

ミュウツーGX SR 363/SM・P

 数ある状態を示す数値のうち、最上位の評価をもらっているため、このカードの価格は鑑定を受けていない同じ製品に比べると格段に高くなります。

 この鑑定を受けていたのも、私が購入した理由になります。

 ちなみに、こうした鑑定を受けたカードは、カードショップでは買い渋られるケースが多いです。

 コレクター向けの仕様であるため、対戦で利用することができないからです。

 

 この時の私は、商売のことなどよく知りませんでした。

 まともな商談の経験もないですし、他人にものを売ったことさえ数えるほどしかありません。

 そんな状況でも、特に迷いもなくこのカードを買ったのには、明確な理由がありました。

 いちTCGファンの目線から、確信に近いものを感じていました。

「このカードがこんなに安いはずがない。今後必ず、欲しいという人が出てくるぞ」と。

 そしてそれは、案の定的中しました。

 

 私が購入したミュウツーは、その後さらに値段を吊り上げ、30万円弱まで高騰しています。

 私は複数買っていたミュウツーのうち、すでに1枚は販売しましたので、それだけでかなりの金額を得ることになりました。

 遊戯王カードを売って得たお金と、身銭を切って購入したカードで、どうにか利益を得ることができたのです。

 

TCG投資・せどりのコツ5選

check!

  • 大量の在庫を抱えずに済むものを狙う
  • 店舗買取とフリマアプリを使い分ける
  • 海外限定商品で差をつける
  • 主要TCGの人気キャラを押さえておく
  • カードゲームはみんなで楽しむものであることを忘れない

大量の在庫を抱えずに済むものを狙う

 TCGというものは、制作会社のさじ加減で市場の流通量が変わります。

 売り上げを見込めると思った商品はどんどん印刷所に発注していくのです。

 そうすると、世の中に同じカードがたくさん出回ることになり、商品としての価値は相対的に下がっていきます。

 では、どうすればそうしたリスクを抑えられるのでしょうか。

 

 この対策については、ピンときた方もいるかも知れませんね。

 そうです。市場の流通量が変わりにくい限定商品を取り扱えばいいのです。

 私はその中でも、生産枚数が限られているものに注目して探していきました。

 その結果購入したのがミュウツーです。

 

 しかし、この方法には注意点があります。

 もし皆さんが投資対象としてカードを買うのなら、値段が上がらない可能性を考慮しなければなりません。

 思い切って買ってはみたものの、金額のピークはとっくに過ぎていて、今後上がりようがない。

 こうしたカードは身を滅ぼします。

 

 コレクターなら良いかも知れませんが、興味がない人にとってはただの紙切れに過ぎません。

 また、そもそも高額化しすぎて売れないこともありえます。

 マジック・ザ・ギャザリング(MTG:アメリカ発祥のTCG)などが良い例ですね。

 状態がいい物や、最強クラスのカードなら買い手がいるかも知れません。

 しかし、そうでないただ古いだけの微妙なカードに、100万円といった大金を投じれますか?

 いくらTCGが好きな私でも躊躇しますよ。

 つまり、そうしたリスクをどこまで許容できるかで、取り扱えるカードが変わってきてしまいます。

 この点はしっかりと把握しておかねばなりません。

 ……マジック・ザ・ギャザリングには熱狂的なコレクターがいるので、長期的に見れば売れる可能性はあるでしょうが、いかんせん効率が悪すぎます。

店舗買取とフリマアプリを使い分ける

 実際に手持ちのカードを売りに出そうと思ったら、時折いくつかの壁が立ちふさがります。

 それがいわゆる”ノーマルカード”などの低レアリティカードです。

 ノーマルカードはその名の通り、レアリティ(カードの希少度を示す指標)が一番低いものであり、市場にあふれるほどに流通しています。

 私は主にフリマサイトでカード販売をしているのですが、このノーマルカードが売れたことは一度もありません。

 セット販売ならば買い手がつくかもしれませんが、金額としては微々たるものです。

 送料や郵送の手間を考慮すると、普通に捨ててしまった方がいいとさえ思えます。

 

 ノーマルカードは少し極端な話でしたね(笑)

 カード販売をしていると、
「利益は出そうだけど郵送の手間や送料を考えたら旨くないよなぁ」
 と思える場面がたくさんあります。

 そして、こんな時に便利なのが店頭買取です。

 最近、インターネットでの買取を行っている会社が増えていますが、先ほど説明した理由からその手法はおすすめできません。

 ですので、買取依頼をするのは町にあるカードショップです。

 二束三文にしかならないかも知れませんが、塵も積もれば山となります。

 こうした小さなことが赤字にならないために必要なことだったりするわけです。

海外限定商品で差をつける

 これはTCGに限った話ではないのですが、海外でしか販売されていない商品を仕入れて売りに出すのも効果的です。

 私はポケカや遊戯王だけでなく、マジック・ザ・ギャザリングも嗜んでおります。

 

 そのマジック・ザ・ギャザリングのイラストを担当してた方が、ある時クラウドファンディングを実施しました。

 募金を募って、そのお金で創作活動をすることになったのです。

 制作したアート作品の出来は素晴らしいもので、私は一瞬で虜になりました。

 しかし残念なことに、欧米の特設サイトでしか販売されていないものだったのです。

 私はこれをひとつのチャンスと捉えました。

 その日のうちに、私はペイパル決済を用いて海外のサイトから商品を購入しました。

 そしてそれを、日本のファンに向けて転売したのです。

 

 購入した金額は1セットでおよそ8000円。送料を入れても11000円程度でしょうか。

 ですがそれらは、1セット16000円で売ることが出来ました。

 送料を入れても十分な利益です。

 私は今でも、必要な分だけ取り寄せを行って、少しずつ販売を繰り返しています。

 過剰在庫は持ちたくなかったので、毎度3セットくらいしか発注していません。

主要TCGの人気キャラを押さえておく

 これは多くのTCGに共通する考え方になります。

 ポケカを例にあげましょう。

 ポケカでは人気のポケモンはもちろん、そのポケモンを扱うトレーナーにも高額カードが存在します。

 

 それはなぜか。

 答えはいたってシンプルです。

 可愛いから or かっこいいから。

 以上です。これらの次くらいに「強いから」という理由があがりそうですね。

 しかし、多くの場合はイラストによる価格ブーストがかけられます。

 

 たとえば先日まで私が持っていたポケカに、「マリィ」というトレーナーのカードがあります。

 これはNintendo switch向けに発売されたゲームソフト「ポケットモンスター 剣盾」に登場したキャラクターで、パンクロックで可愛らしい女の子です。

 このカードは当初1~2万円程度で取引されていましたが、その後急速に値段を上げていき、10万円弱まで高騰しました。今はピーク時を過ぎたため、もう少し落ち着いた価格になっていますが、それでも高額であることに違いはありません。

 ちなみにこのカードは、別に限定商品ではないです。

 普通のパックから出てくるカードなのです。

 当然、封入率が低いので、なかなか出ないこともあるでしょう。

 ですが、そうした商品でさえもが異常な爆騰を見せているのが現実なのです。

 ほかにもイラストが素敵という理由で値段が上がったカードは山のようにあります。

 

 ファイナルファンタジーのイラストを担当されていた天野喜孝氏が、マジック・ザ・ギャザリングのカードイラストを担当したことがあります。

 そのカードは当初10万円前後でした。

 しかし今ではPSA鑑定品で100万円を超えています。

 TCGとはそういう世界なのです……

 なので、主要なカードゲームの人気キャラは必ず押さえておきましょう。

 人気カードではなく、人気キャラです。

 特にレアリティの高い人気キャラは上記のような爆上げを見せておりますので、チェックしておいて損はないでしょう。

カードゲームはみんなで楽しむものであることを忘れない

 最後に、これが一番大切かも知れません。

 カードゲームは相手がいなければ遊べません。

 そして遊ぶためには、相手もカードを持っていなければなりません。

 つまり、新商品などが出るたびに、転売目的でそれを買うのはやめましょうということです。

 昨今のポケカ事情には、目に余る事件が数多くあります。

 転売ヤーが子供を押しのけて商品を買い占め、あまつさえ怪我をさせてしまったのです。

 こうした一部の人によって、本当に欲しいと思っている人のもとに商品が行き渡らないのは、嘆かわしい限りです。

 世の多くの商売は転売によって成り立っています。

 そのため、お互いにお得になれるWIN-WINな取引を心掛けるようにしていきましょう。

 

 おわりに

 私がカード投資や転売を始めて気付いたことがあります。

 誰もが自分の好きなものについてはある程度詳しいはずです。

 そして、その「詳しい」はお金を稼ぐための武器にもなります。

 当たり前のことを言っているように聞こえますか?

 しかし、その当たり前を実践している人は、あまりにも少ない。

 好き=詳しい=情報

 この式が成り立つ以上、皆さんの好きの先にあるのは自分だけのブルーオーシャンです。

 

 私は以前、友人からこんなことを言われました。

「やってはみたいけど、ハードルが高いんだよなぁ」

 彼は今も行動を起こしていません。

 最近はフリマアプリの数も増えてきて、昔に比べると断然商売がしやすくなりました。

 インターネットの発達で、誰もが情報にアクセスできる時代になりました。

 そうなれば、あとは自分自身が行動するしかありません。

 

 ベストセラー〈バビロンの大富豪〉では、国一番の大金持ちが貧乏な少年に対してこう尋ねます。

「情報はくれてやった。しかしそれでも、私と君の間には見えない壁がある。それが何かわかるか?」

 これに対して、少年が何と答えたか想像できますでしょうか。

 彼はこう即答しました。

「動いた者と、動かなかった者」

 この事実は、はるか数千年前から続くひとつ真理になっています。

 

 まずは試しに、家の中にある不要なものをメルカリに出品するところから始めましょう。

 目利きが必要になるのは、その次の段階からです。

 

 ちなみに、バビロンの大富豪は読みやすく、かつとてもわかりやすいようにコミカライズされています。

 もし興味があれば読んでみることをおすすめします。

 資産を形成する上での重要な事実が描かれており、そのどれもがとてもシンプルです。

 ダメ人間だった私が「資産運用をしてみようか」と思えるほどに濃い内容の書籍となっていますので、「今」の状況から抜け出したい方は、ぜひ購入してみてください。

 では、本日はこの辺りで終わりにします。

 また次の記事でお会いしましょう。



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